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2009年4月25日 (土)

5月19日から働ける幸せ

前にも書いたが、僕はWhartonのgraduation celemonyのある5月18日の夜にBostonに移動し、5月19日から始まるAnnual Meetingへの参加を最初としてGlobespan Capitalでの勤務を開始する。最初は卒業後しばらくのんびりして、ブラジルとかヨーロッパとか、アフリカとかエジプトとか、とにかく世界中を色々旅行してみたかったので、5/19という開始日を聞いて残念だったし、ちょっとどん引きしたが笑、現在のマーケットの環境、そして周りの学生の状況をみて、それは非常に贅沢な悩みというしかない。周りにはオファーが無い人、あっても2010年1月~勤務開始といわれている人、さらには最近は投資銀行でなんと卒業後約1年後!から勤務開始と言われている人がいるようだ。しかもそれらの人達の中には、コンサルや投資銀行を元々希望してなかったが、このマーケットの状況下選択肢なく決めたと言う人が少なくない。まったくやってられない状況である。

そんな中、僕は本当に幸運にも、ベンチャーキャピタル投資の真似事のような仕事を日本の事業会社で始めた2000年頃からの長らくの目標であった米国のベンチャーファンド勤務をすることができ、本当にラッキーであることを実感すると同時に、これまで助けてくれた周りの人への感謝の気持ちでいっぱい。ちなみにこれはまさにMBAのエッセイでshort term goalとして書いたものの実現だ。唯一自分がしたことで功を奏したかもと言う事といえば、とにかくベンチャーキャピタルの仕事にしがみついたこと。富士通でその仕事ができなくなれば三井物産にその仕事を見つけ転職し、その後三井物産のシリコンバレーの投資拠点の設立に参加し異動。そこでやはり米系ファンドで働きたいという思いを強くし、そしてその為にMBAくらい持っておくかと思い退職して留学(ちなみに、僕は一度もMBAの会社派遣制度というものに応募した事(できた事、というのも含め笑)がない。理由は留学したら間違いなくベンチャーキャピタルへの就職を狙うと自分で分かっていたから。)、留学中もアントレ、ベンチャーキャピタルにフォーカスした。振り返ればなんだかんだで9年ほどこれしかやってない。その間マーケットの浮き沈みはあったが常にこの業界に固執してきたのは良かったと思う。そして今マーケットは一番の底といえる厳しい状態だが、頑張るしかない。むしろ5/19スタート、more than welcomeという感じで楽しみである。

ちなみに時代を象徴するニュースとして、富士通時代に出向していたWalden InternationalのFounder & ChairmanのLip-Bu TanがCadenceの社長に就任するようだ。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いの巨大VCだったが、あまりに通信、半導体の投資先が多すぎたせいか、テレコムバブルでかなりダメージを受け、そして今回の不況でとどめとなったかもしれない。噂では、Waldenの仕事からCadenceの社長業に本業をシフトするのではとのこと。彼には富士通を辞めた後、物産に移ってからも何度かお会いしお世話になった。偉い人なのに尊大な所がない人だった。仕事は変わるとはいえ、以前大企業の社長を務めるわけで、是非今後も頑張ってほしい。

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